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about a manner

ちょっと何言ってるかよくわかりません

服と美術好きの夫婦がパリに新婚旅行へ行ってきたよ【出発前編】

radioheadの影に隠れて?the strokesが新譜を公開。当時の面影はほとんどないけれど、それでもなんとなく聞いてしまう。

 



パリを観光してきました。5泊7日の旅。

 

私たちはベタな観光にはあまり興味がない、人並みかそれ以上に服と美術が好きな、やや内向的な夫婦です。人口比率で言えば1%以下とか、そういうレベルの希少種だと思う。

そういう事情を除いても、ガイドブックやネットの情報はやはりザックリしているものが多く、「そこはもう少し細かく知りたかった...なあ...」ということもしばしば。

 

思い出の総括として、また私たちのような迷える子羊の参考として、今回はパリ旅行について書きます。とりあえず出発前編。

 

 

 

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1. 現金はいくら持って行くべき?

今回は2人で5泊7日間の旅。観光客、特にアジア人をターゲットとするスリが蔓延しているらしく、最低限の現金を持っていくことに決めた。

身の回りで聞いた一番エグいケースは、地下鉄車両の入り口付近に立っていたらジャケットのポケットから財布を抜かれ、ホームへ逃げた犯人はその場で札だけを抜き、ホームから車両の中へ財布をポイ。閉まる車両のドア…。


地球の歩き方』に従って日本円でおよそ3万円を220ユーロに換金。 結果、使用したのはおよそ110ユーロでした。

 

内訳はざっくりこんな感じ。

チェックイン時にホテルに支払う宿泊税がおよそ25ユーロ
タクシー代(2回)で25ユーロ
ちょっとした飲み物やお菓子代で30ユーロ
チップで20ユーロ

 

 

 

パリではどこでも会計はクレジットカード。現地民はジュース一本を購入するのにもクレジット。不慮の事態を考慮に入れると220ユーロは妥当か、やや多いくらいの額か。

 

外貨は大黒屋でレート122.6円のときに127円で両替。手数料はおよそ4%で銀行よりやや低い。所要時間10分。仕事後に駆け込むことが出来、大変助かった。

平日午前の羽田空港では20人ほどの列が両替所にできていた。空港内散策も楽しみの一つだと思うし、何より防犯のために分散してしまう事が難しい。事前両替は当たり前のこととして済ませておくべきかと思う。

 

大黒屋では金種(紙幣)を選べますが、20ユーロ紙幣は宿泊税の支払にのみ使用しただけでした。それ以上のユーロ紙幣は貴族以外は不要。

 


 

 

 

2. ミュージアムパスは購入しておくべし 

これなしでは今回の旅は成功しなかったであろうMVP。美術館以外にもノートルダム大聖堂や凱旋門といった有名観光施設でも使用出来る優れもの。

株式会社パリ観光でオンライン購入。カード決済の翌日にメール便で到着。4日間のパスで1つ8,100円。1日に2,3箇所回れば元が取れる。

 

コスパはもちろん、チケット売り場に並ばなくて済むのが旅行者には大変有難い。 参考までに、平日11時頃のオルセー美術館ではチケット売り場で30分待ちの行列が出来ていました。

 


 

 

 

3. 何を着て行けばいいのやら? 

太陽が出ている日は気温が27度、曇りの朝方は13度と、寒暖差が大きかった。現地では、Tシャツ姿の屈強な男性の隣にはダウンの女性、と言った具合で、かなりのバラツキ。

 

現地で体調を崩さないようにするためにも、とにかく気温に対応できるような服装にしておくことが大切だと思う。日本人の感覚としてはスプリングコートは必須。 また急な雨もあったので折り畳み傘の用意、コートや靴に防水スプレーをかけるなどの対策もしておくべき。

 

それぞれの服装は下記の通り。現地の方の参考写真も。

 

 

*旦那の服装

ジャケット(ウール、裏付)

ワークジャケット(ナイロン)

シャツ 3枚(コットン)

カットソー(コットン、長袖)

タイ

チノパン

デニム

黒の革靴(チャッカーブーツ)

スニーカー

 

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腰履きテパードデニム男子(足元はNIKE、エアフォース)がわさわさいて、ギョームは偉大なんだなーとか。

 

 

*妻の服装

トレンチコート(コットン、裏付、撥水)

ハイゲージのタートルネックニット 2枚(ウール、カシミヤのホールガーメント!)

ワンピース 2枚(コットン、ポリエステル。初夏もの。)

ミドルゲージのロングカーディガン(コットン)

カットソー(コットン)

スカート

デニム

スニーカー

ぺたんこ靴 2足

180センチ四方の大判ストール(シルクカシミヤ)

 

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現地ではライダース、やや色落ちしたスキニーデニム、スタンスミスの女性がかなり多かった。

膝上のスカートを履いている方は極めて少ない。またルミネ系、フェミニンで清楚なOL、ドメコンスタイルは即日本人とわかるので、防犯の面から避けた方がいいと思う(ス***ル、エ*・プ**エとか、ア*イとか、エ****ドとか)。

 

せっかくの旅行なのでオシャレをしたい!という気持ちが少なからず芽生えると思うけど、よほどの事情or自信or心意気がない限り、こういう服装はしないが吉。

 

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4. 四つ星ホテルってどんな感じ?お湯は出るのか?

今回は国内大手のJ**のツアーを利用。「ハネムーンの思い出なら…」とAランク以上のホテルを薦められた(*T*任意のランク付けは専ら厳しいらしく、他社のランク-1くらいだそう)。

 

今回宿泊したホテルはルーブルまで徒歩10分、チュイルリー駅にほど近い四つ星ホテル。東横インと箱根の富士屋ホテルを足して2で割ったような感じ。

親切なホテルマン(日本語が話せる方もいた)、清潔な室内、充実したアメニティ、移動に便利な立地と大満足。水流がやや弱いがお湯がちゃんと出て、必要以上に感動。

 

街路から覗いた感じでは、三ツ星ホテルはセーフ、二つ星ホテルは「…まじ?」、一つ星ホテルは「学生の時なら行けた…かも…?」。

『パリの聖月曜日』の時代から水回り(に対する概念)がほとんど発達していないやないか...。 

 

 

パリの聖月曜日―19世紀都市騒乱の舞台裏 (岩波現代文庫)

パリの聖月曜日―19世紀都市騒乱の舞台裏 (岩波現代文庫)

 

 

 

 

 

5. チップはどのように払えばいいのか? 

ガイドブックでは「チップはしっかり払うんだよ♪#」程度しか触れられないが、日本人にとってはなかなか困惑する習慣。パリは前述の通りクレジットカード社会なので他国のように会計後のお釣りを残しておくことができない。

 

外食の場合は、会計後上着を着せて頂いた後に" merci. "と一言添えて手渡した(サービス料が代金に含まれているお店でも一応渡した)。タクシーの場合もカード決済の後に笑顔でメルシー&手渡し。チップは支払額の2%を目安にした。

宿泊したホテルはチップ不要の施設とのことだったが、テーブルに置いておいた1.5ユーロは帰宅後になくなっていた。

 

彼らはなかなか現金な人間なので、とりあえず「メルシー」と言いながら渡しておけば、上機嫌そうに愛嬌たっぷりの笑顔と声色で「メルシー」と、落ち着きを保ったまま素早く受け取ってくれる。勇気を出して機械的に、仮にチップ不要のお店でも、渡しておくと安心して楽しく過ごせるのでオススメ。

カフェ店内で友人との記念撮影をギャルソンにお願いしたら「今忙しいんだ(見ればわかるだろ?それも分からねえのか?)」とクッソ雑に断られたが、チップを渡した後だと「今なら撮影できるけどどうするムシュー、マダーム?」と気を遣ってくれた。メルシー!ボー!クー!!

 

 

 

 

6. Wi-Fi環境は整っているのか?

海外旅行用のWi-Fi契約などはせず、携帯電話のデータ通信をオールオフ。 ガイドブックにはパリは日本と比べ物にならないくらいWi-Fiが普及していると書いてあるが、実際は接続出来ないことが多々あった。

オルセー美術館やポンピドゥーセンターでは接続できず。ギャラリー・ラファイエットでもできなかった。街中のカフェのフリーwi-fiに助けられることが数回あった。

 

そういう訳でパリ3日目あたりからは、その日に行く観光施設、レストラン、地下鉄の路線などの復習と共有をホテルのwi-fiに接続しながら行い、その後に出発するのが日課になった。

ちなみにホテルでは低速は無料、高速は有料。値段を正確に覚えていないが1日5ユーロ位だった記憶。低速でもそれほどストレスなく情報をピックできた。読み込みに若干時間を要するが、you tubeが一時停止しない程度の速度。

 

 

 

 

7. 英語は通用するのか?

「英語で話しかけると無視される。フランス語で話しかけると英語で返してくる。日本語で話しかけると殴られる」と、ひと昔前は言われていたようだが、結論から言えば空港、ホテル、美術館、レストラン、大衆食堂、服屋、スーパーのどこでも一応英語が通じた。一安心。

 

ただしタクシーは怪しい。

大衆食堂、Monoprix(やや高級スーパー、日本でいうと成城石井。ガイドブックなどでお土産スポットとして取り上げられている)はフロアの数人が英語を(ややぎこちなく、面倒くさそうに)話すことができる。

タクシー運転手、ホテルのフロントマン、スーパーのセキュリティといった年配の男性の方が、嫌そうに英語で応対してくる。

 

フランスに酔いたいタイプなら構わないけど、スムーズに観光を進めたいのであれば、無理してガイドブックで覚えたフランス語を話す必要はない。時間と労力の無駄。

出会って2秒で" Bon jour, pardon, English Ok? , merci. "で乗り切る。どうしても通じなかったらメモかガイドブックを渡しながら「シルブプレ」。

フランス語は発音が難しく伝わりにくいし、仮に伝わったとしてもわからないフリをされる可能性もあるので、文字の方が正確で効率的。

 

とはいえ、フランス語で話すと態度が急変されることもあった。

オペラ座近くのモノプリで免税手続を行ったが、どうにもきちんと手続きができているか怪しい。マレ地区のMERCIでは手続きに5分しかかからなかったが、ここでは累計1時間以上待たされた。

 

最初は英語で話していたのだが、ナメられている感がめっちゃ伝わってきて二人でイライラ(帰る同僚とハグしたり、世間話を始めたり)。時計をちら見しようが、机をコツコツ叩こうがお構い無しのボンジュール野郎。


一向に手続きが終わらず、空港への出発時間が迫ってきたので遂に旦那のイライラが爆発。

「オイ、ムシュー。お前手続きできるのか?頭大丈夫か?後20分以内に出来るのか?20分やぞ!!ン??」と笑顔のままゆっくり大きな声で<フランス語で>質問。


「おめさフランス語話せんのかえ?」と唖然とする嫁と係員。自分のあまりの声の大きさにビビる旦那。

「…!ウィ!!ウィ...」と言いながら、その後は割と真剣に対応してくれ、無事10分で手続き終了。

出発には間に合ったが、最初からそのノリでやってくれい。中国のコンバーターじゃないんだからさあ。

 

 

 

次回は出発後、現地で感じたことをまとめます。